ボーナスがある仕事を選ぶときの注意点

転職のときには年収を上げたいという希望を持っている人や、違う仕事をしたいけれど年収は下げたくないと考えている人は多い。生活水準を保つためには、少なくとも年収は今までと同じかそれ以上にしたいと考えるのが妥当である。仕事探しをしているときにも求人を見て年収を確認し、このくらいなら良いだろうと思われるものに応募するのが一般的だ。ただ、ボーナスがある会社を選ぶときには求人に書かれている給与額について注意しなければならない。

年収の金額は月給を12倍にした額ではなく、実際に会社が従業員に対して支払う金額として年収を記載しているのが通常だ。一般的には、基本給にボーナスや手当を加えた金額で示されているのである。つまり、月給は低くてもボーナスが高い、月給は高くてもボーナスはないという会社があったときに年収の金額はどちらも同じということもあるのだ。

この際に何に気をつける必要があるのかというと、ボーナスは必ずしも想定されたように支給されるとは限らないということだ。業績に基づいてどのくらい支給するかをその都度議論している会社が多く、業績が良ければ支給額が大きくなり、業績不振の場合には減らすというのが一般的なのである。年収を想定するためには、会社の今後の業績を十分に予測することが大切だと考えられる。手当の影響もあるので、働き方次第で年収が変わることもある。ただ、ボーナスについては業績によって決まるので、自分でコントロールできるものではないという点には注意が必要だ。